中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で、朝鮮半島問題について「現在の情勢の下、中国側は関係国に対して、自制を保ち、朝鮮半島情勢の緊張緩和と朝鮮半島問題の適切な解決のために積極的、建設的努力を払うよう呼びかける」と表明した。
【記者】国連安保理が23日、対朝制裁の最新決議を採択した。朝鮮外務省はこれを「戦争行為」としたうえ、今回の制裁決議によって生じる全ての結果は決議採択に賛成した国が完全に負うことになるとした。これについてコメントは。
【華報道官】安保理は23日、朝鮮が11月に大陸間弾道ミサイルを発射したことを受けて第2397号決議を全会一致で採択した。これについて中国側は、すでに同日対応を示した。
決議が対朝制裁を適度に強化すると同時に、朝鮮の市民に人道的にマイナスの影響を与えるべきではなく、正常な経済活動・協力、食糧支援と人道支援への影響、駐朝外交使節団の活動への影響はないことを強調したうえ、朝鮮半島と北東アジアの平和・安定の維持を重ねて表明し、平和的・外交的・政治的方法による問題の解決を呼びかけ、6カ国協議の再開を支持するとともに、関係各国は朝鮮半島情勢の緊張を緩和する措置を講じるべきだと強調したことを、重ねて強調したい。
中国側は関係各国が第2397号決議を含む安保理の対朝決議を全面的に、バランスよく履行することを希望する。
現在の情勢の下、中国側は関係国に対して、自制を保ち、朝鮮半島情勢の緊張緩和と朝鮮半島問題の適切な解決のために積極的、建設的努力を払うよう呼びかける。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月26日
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