故宮博物院と米クルーズ会社のロイヤル・カリビアン・インターナショナルが共同で設置した初の海上故宮文化クリエイティブ館がこのほど、クルーズ客船「オベーション・オブ・ザ・シーズ」で正式にオープンした。同館では、8つのシリーズの故宮の文化クリエイティブグッズ93種類を展示、PRする。人民網が報じた。
2016年1月19日、両社は提携意向書に調印し、グローバル化、テクノロジー化されたクルーズ船で、素晴らしい中華伝統文化を発信、発揚することで合意した。そして、今年7月末、初の海上故宮文化クリエイティブ館がオベーション・オブ・ザ・シーズで完成。9月に正式にオープンし、両社の提携にとっては新たな一里塚となった。クルーズ船の客は海上で、木製の七福神置物・「福禄寿」やすず合金の「琺瑯彩纏枝蓮紋雙連瓶」のペン立て、如意炉などの故宮の文化クリエイティブグッズを鑑賞することができる。
故宮博物院の王亜民・常務副院長は、「当院は、世界に中華文化をPRする重要拠点として、『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブが実施されているのを背景に、文化の分野での役割を一層果たさなければならない」とし、「ロイヤル・カリビアンのような国際的に知名度の高い企業と提携することで、当院はその最先端テクノロジーを駆使したクルーズ船をプラットフォームとし、グローバル化に向けて、当院の文化クリエイティブグッズやそのブランドを宣伝、PRし、中国の物語を伝え、文化交流を強化できる」 と、ロイヤル・カリビアンとの提携を高く評価している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年9月29日
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