中国科学院文献情報センターが発表した情報によると、中国の科学研究はこの5年間にわたり力強く発展し、世界が認める科学研究評価ツールである「SCI( Science Citation Index)」論文収録データバンクは、中国の科学研究規模が倍増したことを証明しているとした。中国のSCI収録論文数は、2007-2011年の62万2000編から、2012-16年の124万5000編に増加し、米国に次ぐ世界第2位となった。中国青年報が伝えた。
中国はSCIデータバンクに基づき作られる、さらにハイレベルな統計指標データバンクであるESI(基礎科学指標バンク)評価体制の中でも、より急速な前進を見せている。この5年間でESIに収録された高被引用論文数は、前5年の2.5倍になった。また最近のESI注目論文ランキング(2015-16年)では、中国の論文が全体の26.7%を占めた。
ESIは22分野の主要学科の科学研究成果を収録。中国科学院文献情報センター首席計量科学者の楊立英研究員のチームによると、過去5年間で中国の高被引用論文数が最も多かった学科は、化学、工学、材料の順だった。中国のこれらの分野の科学研究成果産出量は、いずれも米国を上回っている。
EMI高被引用論文、注目論文などの重要な成果が一国の全論文に占める割合によって、同国の重要成果の産出効率がほぼ分かるという。
中国の科学研究分野で2012-16年に産出された全論文のうち、ESI高被引用論文バンクに収録された成果は1.12%を占め、世界平均の1%をやや上回った。2015-16年度(最新)重要論文ランキングに入選した中国の論文は全体の0.1%を占め、世界平均水準に並んだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月29日
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