物流配達はチベットのオンラインショッピングの消費者を長きにわたって悩ませている問題だ。だが近年、中国のタオバオ、京東、蘇寧などの大手ネット通販は続々とチベット地域で配達サービスを展開している。「世界の屋根」でのオンラインショッピング消費者の数と消費額が日に日に増加するのと同時に、他地域のネット通販者によるチベット市場を開発も現地のネット通販を発展させる原動力となっており、現地のネット通販も雨後の竹の子のように続々と現れ、高原に住んでいる農民と遊牧民にインターネットによる「ボーナス」をもたらしている。
▽高原ネットショッピングの「快感」を味わう
チベットの消費者は現在ネットショッピングによる「快感」を味わえるようになった。今年9月以来、ラサ全市で北京、上海、広州などの大都市と同じく「当日配達」サービスが実施され、山南市乃東区とミニヤコンカ県では「翌日配達」サービスが始まった。
配達スピードの向上はラサ市をカバーする物流に繋がっている。今年5月、京東がラサ市にネット通販物流パークを設置し、テスト運用を開始している。その面積は1万平方メートルに近くに達し、チベットにおいて最大規模の物流パークとなっている。
京東グループの席大偉氏によると、数ヶ月にわたるテスト運用を経て、ラサ市では午前11時までの注文に関しては当日配達を実現しており、山南、林芝、日喀則などのエリアでは9月から翌日配達を逐次実現させることを明らかにしている。配達スピードだけでなく、ラサ市の消費者は安くて高品質なショッピングを体験できるようになった。
アリペイが年初に発表した「2016年中国国民消費勘定書」によると、チベットのモバイル決済率は90.3%と全国一位であり、また一人当たりの消費金額は8260元で、中国全土で第10位だったという。
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