2016年12月、京東は墨脱県や阿里地区などの地域で大型家電の配達サービスを展開した。これによりこれまで「高原の孤島」であったチベット高原も「インターネット+」という大きなファミリーに加わることになった。
ネット通販のほか、一部の物流企業もチベット区域でのサービスレベルを次々と高めている。順豊、中通、申通などの物流企業は北京、上海、広州から発送された荷物を3、4日間でチベットに届ける。また、順豊はラサ市に初の航空運輸エアラインを開通する計画だ。
▽高原の特色ある農作物をどうやって他地域に進出するのか
物流産業の急速な発展は、チベット高原における取引を牽引している。「第12次五カ年計画」以降、高原の特色ある製品がネット通販を通じて、次々と販売され、市場と利益は急速な発展を遂げている。
投資総額6億元の規模を誇るチベットのネット通販プロジェクトは「第12次五カ年計画」において、中央政府がチベットの経済社会の発展を支援する重点プロジェクト226件のうちの一つとして、3年間の発展を経て、すでに初歩的な成果を見せている。アリババは2015年9月に開いた「タオバオ特色中国―チベット館」は、中国の大型ネット通販として初めてチベット製品を集中して取扱い、マーケティングと販売のプラットフォームとなった。
チベット自治区商務庁の辺巴庁長は、「現在チベットにはネット通販農村進出プロジェクトの総合モデル県が14県あり、オンラインで販売されている特色製品は120種以上で、『インターネット+旅行+特色農作物』の運営モデルを通じて、1000人以上の雇用を牽引している」と語った。
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