中国国家核電技術公司が14日に発表した情報によると、傘下の国核自儀系統工程有限公司が実施する重大特別プロジェクト「CAP1400原発用デジタル分散制御システム(DCS)」がこのほど、国家能源局(エネルギー局)による検収に合格した。これは中国が初めて完全に独自の知的財産権と国際市場進出資格を持つ原発用DCSの開発に成功し、世界有名企業の同分野における長期的な独占を打破しことを意味する。新華社が伝えた。
DCSは原発の「神経系統」と呼ばれており、原発の無数の「末梢神経」を制御し、各種設備の「一挙手一投足」を監視している。特に地震や津波など異常事態が発生した場合、直ちに原子炉をストップさせることができる。全世界でこの目標を実現しているのは、現在4ヶ国のみとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月15日
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