台湾地区台北市木栅動物園では、10日、35歳のチンパンジー「莎莉(サリー)」が展示場の外に出るという事件が起きた。事件発生当時、付近には10数人の観光客がおり、突然チンパンジーが現れたことで、声を上げて逃げる者もいた。チンパンジーはそんな様子を見て、興奮し観光客の方へ近づいて行った。北京テレビ台が伝えた。
事件が発生してから約10分ほどで、飼育員が現場へ駆けつけた。動画には、5、6人の飼育員が網でチンパンジーの行く手を阻み、同時に危険エリアの道路を封鎖する様子が映されていた。チンパンジーは、自分を捕まえようと人が集まっているのを見て、少し徘徊したところで、自分の住処へ戻っていった。約20分ほどの出来事だったが、観光客たちが恐怖で錯乱するには十分な時間だった。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月14日
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