報道によると、インドのシン内相は現地時間21日にニューデリーで演説し、インドは近隣国との平和共存を望むが、安全保障問題で妥協はしないと述べた。また、中国が積極的な措置を講じることを信じ、ドクラムでの印中対峙は速やかに解決案を得られるとした。外交部(外務省)の華春瑩報道官は22日の定例記者会見で「インド側が言行を一致させ、不法越境した全ての人員及び設備を直ちに引き揚げることを望む」と表明した。
華報道官は「中国は平和を愛し、断固として平和を守るが、同時に自国の領土主権を断固として守り、いかなる国や者が、いかなる理由や口実で中国の主権を損なうことも許さない」と表明した。
華報道官は「インド側に他国への攻撃や拡張の野心はない、とのシン内相の発言に留意している。だがわれわれが目にしている事実は、双方が共に認め、かつ130年近く遵守してきた境界線をインド側が不法に越え、しかも現在まで留まり、あれこれ詭弁を弄しているということだ。われわれはインド側が言行を一致させ、不法越境した全ての人員及び設備を直ちに引き揚げ、実際の行動を取り、積極的な措置を講じて、これまでの間違った言行を改めることを望む」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月23日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn