国際海底機構はこのほど第23回会議を開き、オブザーバーの選出について議論した。記者が17日に有力筋から得た情報によると、上海交通大学極地・深海発展戦略研究センターが正式に同機構のオブザーバーに選ばれ、中国初の入選を実現した。これは長期的に見ると、中国の深海における国益の保護を促す。科技日報が伝えた。
同機構は1994年に設立された、国際海底エリア及び資源を管理する権威ある組織で、開発作業計画の申請の承認、同開発作業計画の履行の監督などを担当している。中国大洋鉱産資源研究開発協会の責任者によると、オブザーバーは世界深海ガバナンスで独特な力を発揮する。深海新エリアの法律と規則の作成は、同機構のメンバーが協議し策定する。同機構が専門家検討会を開き文書を作成し、オブザーバーが会議で積極的に声を上げ、深海議題の設定と規則・標準の策定に影響を及ぼす。深海活動の大国は、オブザーバーの力を重視している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月18日
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