小型自動車101台が同時に充電できる「空中充電ステーション」が8日、北京で正式にオープンした。北京青年報が報じた。
この充電ステーションはビジネスセンター(CBD)の駐車場ビルの6階屋上にあり、充電スタンド101台が整然と並んでいる。同ステーションでは、1日当たり自動車500台に充電することができ、日中、CBDで働いているホワイトカラーに、充電サービスを提供する。一方、夜は付近の住民やレンタル電気自動車(EV)に充電サービスを提供する。
充電ステーションの使い方はとても簡単。充電スタンドから充電ケーブルを取り、充電プラグに挿す。そして、スマホでQRコードをスキャンすると充電が始まる。充電が終わると、スマホを使って決済が行える。
関係のない車両が場所を占領することがないよう、ステーション内にはスタッフが配置されている。充電には最速でも30分程度かかるため、休憩室にはテレビやソファー、エアコンなどが備え付けられており、休憩して待つことができるようになっている。
6月末の時点で、北京の新エネルギー自動車は13万5400台。うち、自家用のEVが約8万6500台に達している。
現在、北京には充電スタンドが約9万2300台あり、うち、約6万5000台が個人所有のもの。その他、ショッピングセンターや交通ターミナル、高速道路のサービスエリア、公園・観光地、ガソリンスタンドなどの公共の駐車エリアにも、1万7000台の充電スタンドが設置されている。
北京都市管理委員会によると、今年中に市内に3000台の充電スタンドを新たに設置し、新しく建設される団地には、EV1台につき充電スタンド1台を確保できるように取り組むという。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月11日
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