第2回中国国際民宿発展フォーラムならびに2017年国際中国農村(民宿)設計大会(以下「設計大会」)が8月31日と9月1日に浙江省杭州市桐廬県で開かれる。日本の建築家・岡本慶三氏が過去10数年間の設計事例を挙げて、自身の建築のストーリーを語り、設計の王国へと聴衆を誘う。中国新聞網が伝えた。
「中国には設計を誕生させるパワーがある」。岡本氏は日本とオランダでの経験から多くを学んだ。当時中国に留まることを選んだのは、実行性の高いプロジェクトやきめ細かい設計を手がけたいと考えており、それを実現できるのが中国だったからだ。中国での10数年の建築設計の経験により、岡本氏はすっかり「中国通」となっている。都市計画、北京の胡同(路地)設計、そして現在着目している農村設計というように、岡本氏の注目する中国は大都市の全体から次第に農村の隅々へと移った。なぜなら、岡本氏の目に映る中国の農村には、天地を覆すような変化が生じたからだ。
「以前人々はみな大都市へ行きたがっていたが、現在では反対に農村回帰、農村建設をより好むようになっている」。岡本氏が農村設計で最も失ってはならないと感じるのは、地元に昔から根付いていた文化だ。岡本氏らは続いて雲南省で農村プロジェクトを手がけ、設計の力によって中国本来の文化をさらに多く掘り起こしたい考えだ。
岡本氏は今回の設計大会で中国、米国、日本の農村設計家と共に民宿設計の過去・現在・未来について議論し、様々な地域の優れた農村民宿事例を分かち合い、農村設計のために新たな発展構想を示すと同時に、より潜在的発展力のある道を切り開くという。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月7日
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