2017年中国(広州)国際建築装飾博覧会2日目となった9日、8万8480元(約146万円)の高級スマートロックが注目を集めた。このロックは、中国で今現在一番高い家庭用スマートロックで、指静脈認証など、多くの最新技術を採用している。このロックの高さは8848ミリで、「世界最高峰」のエベレスト山の標高8848メートルにかけているという。中国新聞網が報じた。
同製品を研究・開発した黒龍智能科技有限公司のエンジニア・杜可偉さんによると、116キロの銅を原料にし、構図、彫刻、鍛造、研磨など18の工程を全て手作業で仕上げている(重さ約20キロ)。2016年9月にプロジェクトがスタートしてから、同博覧会に出展するために、約10ヶ月かけて完成させたという。
同ロックは、微信(Wechat)を使った遠隔操作や指静脈認証、本人の意思に反した操作の検出、強引にこじ開けようとすると自動的に通報する機能などが搭載されている。中でも最も注目を集めたのが「指静脈認証機能」で、「この機能は、近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈血管組織の画像によって認証を行い、ロック解除を行う。他人受入率は100万分の1」という。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年7月10日
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