電気自動車のオーナーが最も心配するのは、自分の愛車が「あまり長く歩けないこと」だ。北汽新能源汽車股フン有限公司(フンはにんべんに分)はこのほど、クリーンな青空を目指す取り組み「衛藍行動」の第5シーズンをスタートし、その一環として走行距離が非常に長いファミリー向け電気自動車「EU400」を発売した。発表されたデータによると、この車は時速60キロメートルでの走行時は航続距離が最大460キロメートルに達し、エアコンなどの設備作動時は360キロメートルになるという。「北京日報」が伝えた。
北京市経済・情報化委員会が発表した北京市模範応用新エネルギー小型車製品登録情報(2017年版)によると、登録された小型車41車種のうち、後続距離が300キロメートルに届かないものがほとんどで、300キロメートルを超えるものは騰勢製品、北汽新能源の「EH300」、比亜迪の「e5」と「e6」と「秦EV」、テスラモーターズ製品など数車種だけだった。このうち比亜迪「e6 400」のデラックスモデルは小売価格が30万9800元(1元は約16.4円)、テスラの「Model S P100D」は140万元近くと高額だ。
北汽新能源の説明によると、「EU400」の市場での政府指導価格は22万4900元で、国や地方政府の二重の補助金を受けると15万8900元で買えるようになる。2014年と15年に北汽新能源の電気自動車を購入した北京市のオーナーは、中古車買い換え政策の恩恵を受けることができ、メーカーは国と地方政府の二重の補助金を受けて、中古車両を市場での現在価格の50%の価格、または最新価格の60%の価格で買い戻すという。
北京新能源汽車営銷公司の張勇社長は、「計画では2020年までに、国内外で新エネルギー車100万台を販売する。弊社の傘下にある分単位の新エネ車レンタルプラットフォーム『軽享』が現在テスト段階にあり、将来はオーナーが使用していない車両、駐車スペース、充電ポールなどのシェアリング(共有)をプラットフォームを通じて行えるようになる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月27日
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