有人潜水艇「蛟竜号」を投入・回収するたび、オレンジ色の救命胴衣を着た4人がゴムボートで登場する。彼らは母船「向陽紅09」の「潜水夫」で、蛟竜号を投入する際にケーブルを解き、回収する際にケーブルで結ぶ作業を担当する。新華社が伝えた。
実験室の馬波室長は「同船が蛟竜号の母船となると、船内の実験室の人員が兼業で潜水夫になった。これは楽な仕事ではない。海が荒れれば、乗船・下船及び潜水艇での作業には、常に一定の危険性が伴う」と話した。
ケーブルを解き、ケーブルで結ぶのは簡単なことではない。特に海が荒れ蛟竜号を回収する時、ゴムボートと潜水艇は上下に大きく起伏し、技術だけでなく、経験と勇気も必要になる。
50代の「潜水夫」である張会生氏と劉紹福氏は海上試験からこの8年間、すべての航行段階に参加している。劉氏は「高波に襲われると、潜水艇に身を預けている人は前ではなく後ろに倒れる。これは潜水艇に衝突するのを防ぐためだが、より重要なのは潜水艇の設備を壊さないことだ。潜水艇の安全が最優先だ」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月23日
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