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有人深海科学調査母船「張謇号」が2016年に竣工し使用開始されたことに続き、上海彩虹魚海洋科技股フン公司(フンはにんべんに分)が上海市で、極地科学観測船「深淵極客号」プロジェクトを開始した。中国科学報が伝えた。
同船の全長は95メートル、幅は17メートル、型深さは8メートル、最大喫水は4.95メートル、設計喫水排水量は5000トン、最大航行速度は15ノット、航続距離は8000海里、航続力は60日間、定員は75人。すべての海域、全世界で航行する能力を持つ。その設計はB類極海コードに合致し、ポーラーアイス6級に達する。流氷と積氷の中でも正常に航行でき、ビューフォート風力階級12以下、もしくは滑降風100ノットの条件下でも安全に航行できる。
プロジェクト全体の詳細な設計は年内に完了し、来年初頭に着工し、2021年に就航を予定している。同船は海洋研究に従事する大学・企業・事業単位に全海域・全水深を網羅する一体型深海科学技術サービスを提供できる。これにより極地用固定翼機「雪鷹601」による極地「航空時代」に続き、中国は新たな「深淵極客」による極地「深海」時代を迎えることになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月22日
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