英国の高等教育情報誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)は14日、「THE世界大学評判ランキング2017」を発表した。中国の大学でトップ100校に入ったのは、大陸部の大学が6校、香港地区が3校、台湾地区が1校だった。新華社が報じた。
ランクインした大陸部の大学は、清華大学、北京大学、浙江大学、復旦大学、上海交通大学、南京大学の6校。このうち清華大学は第14位、北京大学は第17位と、それぞれ昨年の順位から4位ランクアップした。これら2校のアジア地域内での順位は、全体ランキング第11位の東京大学に続き、清華大学が第2位、北京大学が第3位だった。
順位の躍進で特に目立ったのは浙江大学で、昨年の「第81位から第90位」グループから、一躍「第51位から第60位」グループに跳ね上がった。復旦大学と上海交通大学は、「第71位から第80位」グループに入った。南京大学は今年初めてトップ100校の仲間入りを果たし、「第91位から第100位」グループに入った。
トップ100校入りした香港地区の大学は、香港大学(第39位)、香港中文大学(第71位から第80位グループ)、香港科技大学(同)の3校。台湾地区でトップ100校入りしたのは台湾大学(第51位から第60位グループ)だった。
同ランキングの編纂にあたったフィル・ベイティ氏は、「ランキングにおける中国大陸部の大学の躍進が、今年の『THE世界大学評判ランキング』の著しい特徴となっている。これは、中国政府が長期にわたり大学教育への投資に力を入れ続けてきたことの結果とみられる」とコメントした。
「THE世界大学評判ランキング2017」の上位10校は全て、米国(8校)と英国(2校)の大学で占められている。トップから順に、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学、エール大学、シカゴ大学、カリフォルニア工科大学。米国の大学は今年も圧倒的な強さを見せ、トップ100校に42校がランクインした。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月16日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn