広東省第16回生物化学実験技能革新コンクールが3日、華南農業大学で行われた。多くの特色あふれるチームが、「ゴミを宝」にした。華南農業大学のチームは魚の鱗からコラーゲンを抽出し、止血に用いた。広州大学の学生は米のとぎ汁を使った洗顔、さらにはパイナップルの皮を用い染料を吸着させたチームもあった。広州日報が伝えた。
ネット上の「民間療法」によると、米のとぎ汁で顔を洗うと肌が白く、きめ細やかになるというが、それは本当に効果のあることなのだろうか。広州大学のチームは検証を行い、その効果を明らかにした。
米のとぎ汁には、肌の保湿、アンチエイジング、美白の効果を持つ栄養物質が含まれる。これを抽出しスキンケア商品に加えることで、廃棄物を利用できるほか、天然の原材料を用いるため安全を保証できる。コンクール準備期間中、彼らは試作品の安定性など多くの課題に直面した。米のとぎ汁は食堂からもらっていたが、実験のデータを正確にするため、メンバーはスーパーから複数の種類のコメを購入し比較試験を行った。これについてメンバーの孫小媛さんは「実験に使った量はわずかで無駄遣いはしていない」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月6日
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