中国の王毅外交部長(外相)はロシア・ラブロフ外相とのモスクワでの会談後の記者会見で、中国側はロシアを「一帯一路」(the belt and road)を共に建設する重要な戦略パートナーとみなしているとの見方を明らかにした。中国新聞網が伝えた。
王部長はロシアのプーチン大統領が先ごろ中国を訪れ、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席したことに触れ、同フォーラムの成功に重要な貢献をしたとの見方を示した上で、「中国側はロシアを『一帯一路』を共に建設する重要な戦略パートナーとみなしており、ロシアがその建設過程において、独自で、唯一無二の重要な役割を発揮すると信じている。中露両国は協調と協力を強化し、『一帯一路』を共に建設していくことで、両国それぞれの発展と振興を促進し、同エリアひいてはユーラシア大陸の平和と発展に貢献できるだろう」とした。
また王部長は現在「一帯一路」イニシアティブとユーラシア経済連合に関連する作業が安定した進展を見せていることを明らかにし、「双方が『経済連携協定』の協議を展開し、早期に合意に達し、目に見える成果を挙げることを希望する。中国はユーラシア経済委員会(EEC)とドッキング提携プロジェクトのリストの研究と制定を早急に進めることで、中露両国及びその他の国々や企業が提携プロジェクトに参加する上で、指導力とけん引の役割を果たすことになるだろう。中国商務部(省)とロシア経済発展省で『ユーラシア経済パートナーシップ』の構築に向けたフィージビリティスタディを展開し、近く関連プロセスを始動させる予定だ」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年5月27日
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