香港地区は中国返還20周年を祝うほか、中国大陸部からの観光客を一層呼び込むため、香港地区の環島旅運(TRANS-ISLAND)はこのほど、越境バスの料金の大幅値下げを発表した。最大で70%安くなっており、利用者が急増している。利用者の多くは、「ショッピング旅行のコストがかなり安くなった」と喜んでおり、香港地区への旅がブームになっている。香港「大公報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
環島旅運によると、料金値下げにより、広東省深セン市沙頭角口岸-香港九龍塘の片道切符が45香港ドル(約630円)から20香港ドル(約290円)に値下げされ、沙頭角口岸-粉嶺の片道切符に限っては、30香港ドル(約430円)から10香港ドル(約140円)と、70%も安くなった。沙頭角に住む女性・胡さんは、「今回の大幅な値下げで、交通費がとても安くなった。ショッピングのために香港地区に行こうという原動力が大きくなり、これまでは1ヶ月に1回程度だったのが、最近は、毎週時間を見つけて香港地区に行くようになった。制限さえなければ、毎日でも行きたいぐらい」と喜んでいる。
また、香港地区に通勤している男性・陳さんは、「5月に入り、通勤費が数百香港ドルも浮いた」と喜んでいる。中国返還20周年を記念して、香港地区では今年、各界がさまざまなイベントを行っている。市民の張さん(女性)は、「7月まで、これまでとは一味違った香港地区を楽しめる。ショッピング、グルメのほか、香港地区らしさあるいろんなものを楽しみたい」と期待感を示した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月17日
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