中国にとって2隻目の空母が4月26日に大連で進水した。設計上最先端ではないが、現段階の中国海軍のニーズに最も適した空母だと専門家は指摘する。一方、軍事マニアたちは将来の空母に目を向けている。軍事専門家の曹衛東氏は北京テレビの軍事番組で中国の将来の空母について、大型化、原子力の方向へ発展し、ステルス戦闘機や無人機を搭載して作戦能力を高めるとの見方を示した。人民網が伝えた。
2隻目の空母の進水によって、国産空母保有という中国人の夢が実現した。2隻目の空母はゴールではなく、出発点だ。中国の数多くの軍事マニアたちは、さらに多くの空母保有を切に待ち望んでいる。では、中国がより先進的な空母を保有するのはいつになるのか。みなが待ち望むカタパルトと原子力は将来の空母で実現するのだろうか。
曹氏の考えでは、武器・装備の発展を牽引するのは作戦上のニーズだ。中国海軍の作戦ニーズは戦略面では、近海防御と遠洋護衛の結合であり、中国の将来の空母はトン数が大きくなる方向へ発展するはずだ。現在空母の排水量は約5万トン。将来8万トンまたは10万トンの空母を建造すれば、さらに多くの艦載機を搭載でき、総合作戦能力を増強し、遠洋護衛任務におけるニーズを一層満たすことができる。
「世界各国の空母発展の現状を見ると、原子力空母の保有国は主に米仏であり、比較的少ない。だが作戦効率から言うと、原子力空母は大きな優位性を備える。したがって、これも中国空母の将来の発展の方向だ」。曹氏によると、カタパルトも発展の方向であり、空母艦載機の作戦効力を大幅に高める。
空母艦載機の発展について、曹氏は「空母は移動する飛行場に相当し、艦載機が空母の作戦能力を決定する。将来中国の空母もステルス戦闘機や無人機を搭載し、作戦能力を高める」との見方を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月12日
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