メディアの報道によると、中国が開発中の電磁式着艦制動技術は米国と肩を並べうるものであり、完全電気推進システムにいたっては米国を1世代リードしている。軍事専門家の張召忠氏は北京テレビの軍事情報番組で「電磁式着艦制動技術によって空母艦載機は着艦時に穏やかに減速できる。完全電気推進システムを空母に応用できるか否かは、空母の第一次電力系統が絶え間なくエネルギーを供給できるか否かにかかっている」と指摘した。人民網が伝えた。
「科技日報」によると、米国のフォード級空母の経験は、電磁式着艦制動技術がカタパルト技術よりさらに難度が高いことを示している。だが着艦制動システムにおいて、中国は通常式着艦制動と電磁式着艦制動の2つの関門を相次いで突破し、米海軍と肩を並べている。
張氏によると、電磁式着艦制動技術は下降中の戦闘機の角度、速度等を自動的に判定し、機体尾部が制動装置にかかると、引く力を調整し、戦闘機を穏やかに減速させるため、パイロットの快適性も非常に高い。
張氏によると、完全電気推進システムは空母航行時の騒音を大幅に下げ、速やかな加速と穏やかな航行を実現する。従来型の推進システムと比べて優位性は明らかだ。完全電気推進システムを空母に応用するには、まず第一次動力源の問題を解決する必要がある。原子力空母なら、絶え間なくエネルギーを得ることができる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年4月21日
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