どこにいても、スマホにあるアプリをダウンロードして、カメラで顔をスキャンするだけで、養老保険の年金受給資格の認証作業を簡単に行うことができる。社会保険事務所での認証、コミュニティでの認証、住居登録の認証など従来の各種認証方式をもとに、河北省秦皇島市は今月から、「顔認証」による資格認証方式を導入した。社会保険カードの申請手続を行ったことがある退職者や公的扶養対象者は全員、「秦皇島市企業養老保険の年金受給資格携帯認証アプリ」をスマホにダウンロードするだけで、時間や居住地域に関係なく、セルフ認証サービスを受けることができる。もし、アプリのダウンロードができない場合は、街道やコミュニティに直接出向き、多機能搭載型の機械でセルフ認証を行うことができる。人民日報が伝えた。
老齢基礎年金を受給している退職者はこれまで、毎年社会保険事務所に赴き、資格認証を受けてから、養老保険の年金継続受給のための手続きを進めるという煩雑なプロセスを強いられていた。秦皇島市の企業を定年退職した項さん(女性)は、広東省広州市増城区に長年住んでいる。彼女はこれまでずっと、養老保険の年金受給資格認証のために、秦皇島市から郵送された認証書類を持って広州市社会保険事務所に赴いて印鑑をもらい、それを再び秦皇島市に送り返すという作業をしなければならず、資格認証には非常に手間がかかっていた。だが、今後は、アプリによる顔認証を利用することで、全プロセスの所要時間はわずか数分に短縮され、養老保険の年金受給資格の認証をセルフサービスで終えることができるようになるということだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月20日
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