北京を南北に貫く地下鉄17号線は、昌平、朝陽、東城、通州の4区を通る。北京市政路橋市政集団は19日、通州区内の次渠駅および2つの区間での地中連続壁面工事がスタートし、17号線同時期入札募集による初の工事が始まった。17号線は、2017年に全線敷設工事が本格的に始まる見込み。北京晨報が伝えた。
北京の南北を貫く地下鉄17号線は、全体が「L」の形をしており、昌平、朝陽、東城、通州の4区を通り、昌平区の未来科技城と亦荘新城を結ぶ。また、沿線には、天通苑、望京、太陽宮、潘家園など人口が密集する市内居住エリアがあり、北京市軌道交通ネットワークにおける主要幹線地下鉄の一つとなる。17号線の総距離は約49.7キロメートル、計20駅が設けられ、乗換駅10駅のうち7駅で、現在運行中の地下鉄線との乗り換えが可能となり、北京地下鉄で乗換駅の割合が最も高いラインの一つとなる。
北京市政路橋市政集団の担当者は、次の通り紹介した。
「北京地下鉄17号線第18工事区間は正式に着工、19日から地中連続壁面の建設工事が始まっている。第18工事区間は、通州区にある1駅・2区間で構成されている。1駅とは次渠駅、2区間とは4線開削工法区間-次渠駅区間と次渠駅-次渠北駅区間のことで、全長約1921.9メートル。主要工法は、開削(オープンカット)工法、沈埋工法、シールド工法(横から掘り進める方法)が採用されている。新たに建設される次渠駅は、現在運行中の亦庄線次渠駅とつながり乗換が可能となる。地層・地質条件が複雑で、施工リスクが高く、水圧がかかる細砂層との距離がほとんど皆無の状況で、現在運行中の亦庄線次渠駅と接続する、水漏れをシャットアウトした沈埋トンネルを建設する工事は、極めて難易度が高い」。
計画によると、地下鉄17号線は2020年に開業の見込み。開業後、亦荘新城、垈頭工業区域、朝陽港、CBD、未来科技城など各エリアの産業発展をリードすると同時に、潘家園、太陽宮、望京西、天通苑など沿線居住エリアの住民約100万人が恩恵を得られるものと期待されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月20日
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