中国鉄路総公司は4月21日より、中国の東南沿海部を運行する高速鉄道の乗車券料金について、従来の「画一的処理」を廃止し、省を跨いだ料金の調整を初めて実施することを明らかにした。同社担当者によると、今回の東南沿海部高速鉄道の乗車料金調整は、各列車番号の乗客数の状況にもとづき差別化を行うため、値上げ・値下げ両方の調整が生じるという。
深セン北駅から潮汕駅までの高速鉄道列車の乗車料金を例にみてみると、調整前の二等席の価格は一律89.5元(1元は約15.7円)だったが、調整後は列車番号によって異なる料金が設定される。D3108号は107元(19.6%アップ)、D2342号は102元(14%アップ)、D2350号は85元(5%ダウン)、D7406号は73元(18.4%ダウン)となる。同担当者は、「東南沿海部高速鉄道の調整後の乗車料金は二等席の場合、大部分の区間で陸路よりも安くなる。調整後の新価格は、乗客の流れを調整するためのテコの役割を果たすことになる。価格に対して敏感な乗客はピークの時間帯を避けることで、外出のコストを下げることが可能となるだろう」と説明した。
「人民網日本語版」2017年4月18日
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