ドイツのマーケティングリサーチ会社GfKがこのほど発表した読書頻度に関するオンライン調査の結果によると、最も読書が好きなのは中国のネットユーザーで、「毎日」もしくは「少なくとも週1回」本を読むとした割合が70%に達した。一方、最も本を読まないのはオランダと韓国のネットユーザーで、「全く読まない」とした割合がどちらも16%だった。新華社が報じた。
ロシアの「スプートニク」の28日付の報道によると、GfKは2016年夏に、17ヶ国の15歳以上のネットユーザー2万2000人を対象に調査を実施した。
調査結果によると、世界のネットユーザーの30%が「毎日もしくはほぼ毎日」本を読んでいる。中国だけを見ると、その割合は36%で世界トップ。2位は英国とスペインでいずれも32%だった。
回答者全体から見ると、「毎日」もしくは「少なくとも週1回」本を読むとした割合は59%。中国だけを見るとその割合は70%に達してトップに立っている。2位はロシアのネットユーザーで59%。3位はスペインのネットユーザーで57%だった。
オランダと韓国のネットユーザーは読書があまり好きでないようで、「全く読まない」とした割合がどちらも世界で最高の16%だった。以下、ベルギーのネットユーザーは2位で14%、カナダ、フランス、日本は3位で11%と続いた。
調査では、所得の高い人ほどよく本を読んでいることも分かった。「毎日もしくはほぼ毎日」本を読むと回答した高所得層は35%だったのに対し、低所得層は24%にとどまった。また、「全く読まない」とした割合は、低所得層では10%だったのに対して、高所得層では3%にとどまった。
男女別に見ると、男性より女性のほうがよく本を読んでいる。世界の女性ネットユーザーの32%が「毎日もしくはほぼ毎日」本を読むと回答したのに対して、男性ネットユーザーは27%にとどまった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月31日
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