全国政治協商会議委員、中国航天科技集団公司科学技術委員会主任の包為民氏は2日「長征5号ロケットは今年、2回の打ち上げを実施し、今後5年間で、多くの国家重大宇宙事業を担う」ことを明らかにした。新華社が伝えた。
計画によると、長征5号は月探査機「嫦娥5号」の打ち上げ任務を遂行する。成功すれば、中国の月探査事業「周回・着陸・帰還」という3ステップの最後の一歩が完了することになる。
包氏は「2016年11月に初飛行と検証を終えた後、開発チームは月探査第3期の需要と長征5号の技術特徴に基づき、短く制限された打上げウィンドウと複数の発射軌道、長時間滑空などの重要技術の難関突破に取り組み、打ち上げ任務の実行を保証する」と述べた。
包氏によると、長征5号は今後5年間で、宇宙ステーション核心モジュール、宇宙ステーション実験モジュール、火星探査機など多くの宇宙船を打ち上げ、有人宇宙ステーションの建設や火星探査など、多くの国家重大宇宙任務を遂行していく計画だ。さらに将来的には、適切な上段部を組み合わせた後に、探査機を木星など太陽系惑星に送り届けることを可能にしていく計画だということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年3月3日
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