王毅部長が日本の岸田外相と会談、日本側に言行一致求める

外交部（外務省）ウェブサイトは現地時間の2月17日、中国の王毅外交部長（外相）はドイツのボンで開催されるG20非公式外相会議期間中に要請に応じて、日本の岸田文雄外相と会談を行ったことを明らかにした。王部長は日本側が約束を遵守し、言行一致を目指し、中日両国関係の政治的な基礎を損なわないようにすることで、中日関係は真の改善を実現することができるとの見方を示した。

王部長は「今年は中日国交正常化45周年、来年は『中日平和友好条約』締結40周年にあたり、両国はこれを機に、その先達たちの初心を忘れず、両国関係発展の経験と教訓を真摯に総括し、両国関係の政治的基礎をしっかり守り、中日関係を正しい軌道に戻していく必要がある」とした。

さらに、「現在の中日関係改善はチャンスに直面しているのと同時に、ある種の挑戦もまた存在する。日本側はこのところ重大で敏感な問題において、消極的な対応を行っており、これは両国関係改善を進めていく上での妨げとなっている。日本側が約束を遵守し、言行一致を目指し、中日両国関係の政治的な基礎を損なわないようにすることで、中日関係の真の改善を実現することができる」と強調した。

岸田外相は、「今年は日中関係発展における重要な年であり、日本側は日中戦略互恵関係の考えに基づき、双方の分岐点に適切に対応し、両国関係の積極的な面を拡大していくことを望んでいる。また日中国交正常化45周年の紀念活動を通じて、日中関係改善を推し進めていきたい」とし、日本側は中国側の重大な懸念を重視し、「2つの中国」と「一中一台」を支持せず、「台湾独立」を支持しない立場に変化はないことを改めて明言した。（編集TG）

「人民網日本語版」2017年2月20日