山西省運城市平陸県の三湾黄河湿地で14日午前7時、数多くのオオハクチョウが水面を泳ぎ、その真っ白でふわふわとした羽が日の光を受けてきらきらと輝いていた。オオハクチョウたちは頭を水の中に入れてエサを食べたり、首を後ろに回して毛づくろいしたり、翼を羽ばたかせて大空を飛び回ったりして自由に行動しており、初春の風物詩の一つとなっている。同地では中国各地からやってきたカメラマンたちがオオハクチョウが大空へ舞う瞬間をとらえようと、カメラを構えていた。
毎年モンゴルなどから多くのオオハクチョウが内蒙古(モンゴル)や陝西省、山西省を経由して三湾黄河湿地にやって来て越冬する。その数は、1980年代には数十羽だったのが、現在では1万羽ほどまでに増え、その種類も着実に増加しており、平陸県はオオハクチョウが越冬する、中国の重要生息地の一つとなっている。中国野生動物保護協会は2012年3月20日、平陸県を「中国のオオハクチョウの里」と認定した。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年2月16日
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