中国科学技術部(省)の情報によると、「863計画(国家ハイテク研究発展計画)」の「特殊生物藻類資源利用重要技術・製品」プロジェクトに基づき、研究チームは比較的整った藻類の選別・改良・保存・総合評価技術システムを構築した。油を生む微細藻類のデータバンクを開発し、ウェブサイト・携帯アプリによる端末サービスプラットフォームを試験的に運営することで、微細藻類油脂代謝ネットワークと機能遺伝子バンクを拡張し、1日当たり20立方メートルを処理する養豚バイオガス泥しょう模範装置を設置した。人民網が伝えた。
藻類の養殖においてバイオガス泥しょう生物処理技術を利用するため、研究チームは鄱陽湖、萍郷杜仲生養豚場、米ミネソタ州の淡水湖からクロレラ、イカダモ、スピルリナ、線状油生成藻などの藻類資源を選別・馴化した。
同プロジェクトは既存のDHA生産藻類であるシゾキトリウムと渦鞭毛藻に的を絞り、DHAを生む藻類の評価体制、油脂全成分分析方法、ハイスループット微細藻類スクリーニング・変異誘導技術を開発し、油脂とDHAを大量生成する5株の藻類を突き止めた。また油を生む微細藻類の2段階酸素供給の発酵方法を開発し、DHA高密度発酵に適した新型バイオリアクターと発酵技術を設計し、DHA高効率蓄積の調整メカニズムを系統的に研究した。その結果として、DHA高効率生産・効果的調整に関する4つの技術、25トン発酵タンクによるDHA生産技術の開発を実現した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年2月13日
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