天文予報によると、今年は日食が2回、月食が2回発生するということだ。新華社が伝えた。
今年は2月26日に金環日食が、8月11日に皆既日食が生じる。中国天文学会会員、天津市天文学会理事の史志成氏によると、8月11日の皆既日食は今年最も美しく、感動的な天体現象となるだろうということだ。今回の皆既日食帯は、西の太平洋北東部から始まり、陸上は米国しか通過せず、大西洋で終わりとなる。そのため、地理的な影響により、中国人はその目で日食を目にすることができない。史氏は興味のある人はインターネットなどで観測することをアドバイスしている。
2回の月食は、半影月食と部分月食となる。半影月食が発生すると、月は地球から見ていつもよりやや薄暗くなる。天文学の専門家によると、半影月食は2月11日に発生し、中国の大半の地域で「光の輪」を目にすることができる。
この半影月食と比べると、8月7日夜から8日未明にかけての部分月食の方が、中国から観測しやすい。史氏は「中国の多くの場所で全過程を観測できる。月の大半が地球の影に入る美しい風景を鑑賞できる」としている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年2月6日
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