中国国家観光局は4日、中国全国の5A級(最高ランク)観光景勝地の公衆トイレに「多目的トイレ」を設置する方針を明らかにした。今年、604ヶ所に多目的トイレを設置し、うち、271ヶ所が新設、333ヶ所が改築という。新華社が報じた。
同局はこのほど2017年全国公衆トイレ革命業務会議を広州で開催した。旅行中に、介護や世話が必要な異性の家族と一緒にトイレにはいらなければならないのは非常に悩ましいことだ。そんな問題を解決してくれるのが「多目的トイレ」。主に、高齢の父親を世話する女性、高齢の母親を世話する男性、幼い息子を世話する母親、幼い娘を世話する父親などがその利用対象だ。「多目的トイレ」の設置は、観光景勝地の公共サービス施設の整備や利用者の立場にたった「広州トイレ革命」の実施を促進する。
観光景勝地の「公衆トイレ革命」業務が実施から2年が経ち、白雲山、宝墨園、嶺南印象園、太古匯広場など広東省の多くの観光景勝地にさまざまなスタイルの「多目的トイレ」が設置された。同省観光局によると、今年さらに5A級観光景勝地に14ヶ所、5A級以下の観光景勝地に15ヶ所の合計29ヶ所の「多目的トイレ」を新設する計画という。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月6日
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