日本のコンビニエンスストア大手ローソンと中国のオンライン決済サービス会社アント・フィナンシャルが23日に共同で発表したところによると、24日より、日本全国にあるローソン1万3千店舗のすべてで「支付宝」(アリペイ)が利用できるようになるという。新華社が伝えた。
ローソンの玉塚元一代表取締役会長CEOは同日に行われた記者会見で、「2016年に日本を訪れた外国人観光客は2400万人を超え、そのうち中国大陸部からの観光客が約4分の1を占めた。ローソンにとって、中国人観光客は極めて重要なお客様だ」と述べた。
玉塚CEOによると、「ローソンは16年1月に9店舗で支付宝による決済の先行試行をスタートした。この段階では、店員がタブレットコンピューターを利用して支付宝の二次元バーコードの情報を読みとり、決済を行うという手順を踏まなければならず、操作が複雑だった。ローソンは今回、数億円を投入してハードウェア設備をバージョンアップし、スーパーのレジでよく使われるバーコード読み取り機を使い、決済がすぐに完了するようにし、スピードが大きく向上した」という。
アントのダグラス・フィーギン上席副社長は、「利用者が支付宝を利用してローソンの店舗で支払いをする場合、手数料はいっさいかからず、日本円の買い物をすると自動的に人民元に換算されて決済が完了する。春節(旧正月、今年は1月28日)前後、支付宝とローソンは中国人観光客向けに割引キャンペーンも打ち出す予定だ。また24日からは、ローソンの各店舗で中国語による店内放送を全面的に増やす予定で、ローソン初の外国語の店内放送になる」と述べた。
支付宝は15年12月に日本市場に進出した。ローソンに導入されると、日本での加盟店は約2万店になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月25日
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