外交部(外務省)の華春瑩報道官は23日の定例記者会見で「『1つの中国』原則は中米関係発展の政治的な基礎だ。米国のどの政権も米国の歴代両党政権の明確な約束を誠実に守り、引き続き『1つの中国』政策を遂行し、中米間の3つの共同声明の原則を順守し、米国と台湾地区の関係を非政府間の範疇に厳格に制限する義務がある」と表明した。
【記者】中国側はトランプ大統領就任後の中米関係に何を期待するか。台湾及び南中国海など領土問題において米新政権にどのような要求や期待があるか。
【華報道官】歴史と現実が証明するように、中米関係の健全で安定した発展は中米両国及び両国民の根本的利益に合致し、アジア太平洋地域と世界の平和・安定・発展にもプラスだ。中米間には広範かつ重要な共通利益を有すると同時に、いくつかの溝も存在する。双方は互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、建設的方法で溝を管理・コントロールし、両国関係の大局を妨げないようにするべきだ。われわれは米新政権と共に努力し、非衝突・非対立、相互尊重、協力・ウィンウィンの原則を堅持し、中米関係の健全で安定した前向きな発展を促すことを望んでいる。
(領土問題について)自らの主権と領土の問題における中国側の揺るぎない立場は誰もがはっきりと分かっている。台湾問題に関して強調したいのは、「1つの中国」原則は中米関係発展の政治的な基礎だということだ。米国のどの政権も米国の歴代両党政権の明確な約束を誠実に守り、引き続き『1つの中国』政策を遂行し、中米間の3つの共同声明の原則を順守し、米国と台湾地区の関係を非政府間の範疇に厳格に制限する義務がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年1月24日
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