省区市レベルの両会(人民代表大会・政治協商会議)が相次いで開催されている。各省区市は政府活動報告の中で、第13次五カ年計画スタートの年の経済社会発展の実績を発表し、新しい年の施政方針を明らかにした。16年の国内総生産(GDP)成長率を発表した26省区市のうち、西蔵(チベット)自治区は11.5%、重慶市は10.7%、貴州省は10.5%と、それぞれ予想を上回る素晴らしい成果を上げ、トップ3に並ぶとともに、17年も10%を上回る経済成長率目標を設定した。新華網が伝えた。
全体としてみると、通年の経済成長率の番付では、23省区市が6.7%を上回り、北京市と上海市はいずれも6.7%だった。
地域別にみると、西部地域の各省区市の成長率が軒並み高く、東部地域に急速に追いつき追い越そうとする勢いを保った。番付上位10位には西蔵、重慶、貴州、雲南省の名前がみえ、西部地域が4席を占めた。
多くの省区市が経済成長率目標を維持、またはわずかに下方修正する中、西蔵、寧夏回族自治区、四川省などは上方修正を行った。中でも西蔵は17年の目標を16年の10%以上から11%以上へと引き上げ、寧夏は7.5%から8%へ、四川は7%から7.5%へ引き上げた。このほか新疆維吾爾(ウイグル)自治区は目標設定に際しての表現が微妙に変化しており、16年は「7%前後」だったが、17年は「7%以上」としている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月20日
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