寒い冬の朝は、布団から出るのがとても辛くなる。そんな時に、やさしい女性が電話で起こしてくれるとしたら、布団から出る元気が出てくるのではないだろうか。会社や学校、飛行機、会議などに遅れないために、目覚まし時計ではなく、本当の女性がモーニングコールしてくれるとしたら、これほど幸せなことはないだろう。成都商報が報じた。
四川省成都市の維尼さん(28)は、中国の通販サイト大手・淘宝網でモーニングコールのサービスを始め、同サイトで月間販売量1位に輝いた。
ショップ名も「維尼」で、実際の商品は販売しておらず、オープン時に販売していたのは1回1元(約16元5角)のモーニングコールサービスのみ。端的に言うと、学校や会社、会議などに遅れられない人に電話して起こしてあげるサービスだ。
維尼さんは 四川省峨眉山市出身で、成都市で働くようになって5-6年。旅行や友人との食事などが趣味で、とても明るい女性だ。
では、どんな人が同サービスを利用しているのだろう?維尼さんは、「いろんな人がいる。おやすみの電話をしてほしい人や慰めてほしい人、おめでとうと言ってほしい人、恋人とケンカしたため代わりに謝ってほしい人など。ある時、単に現地の携帯の番号がないからという理由だけで、代わりにテストの成績を調べてほしいという人までいた」と説明してくれた。
「実際には、モーニングコールで得られる収入は少ない。でも、とても達成感がある。仕事をしたことによる充実感は、将来の可能性を広げてくれる。もちろん、今は本業がメインで、淘宝のショップは副業」と維尼さん。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年1月20日
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