天津スパコンセンターは昨年、国防科技大学と協力し、次世代10ペタフロップス級スパコンの試作機の開発を開始した。すでに段階的な成果を手にしており、年末にも開発が完了する見通しだ。新華社が伝えた。
これは「E級スパコン」とも呼ばれる、世界で公認されているスパコン業界において次世代のトップを担うスパコンと見られており、人類が共に直面しているエネルギー危機、汚染、気候変動などの重大問題の解決に向け、大きな力を発揮する。
天津スパコンセンター応用開発エンジニアの張■氏(■は女へんに亭)によると、次世代10ペタフロップス級スパコンは2020年に完成し、設置・稼働を開始する見通しだ。その計算能力は中国初のペタフロップス級スパコン「天河1号」の200倍に達する。
計算能力の強化の他に、技術の進展も重要だ。計算密度、単一モジュール計算チップの計算能力、内部データ通信速度なども大幅に向上する。また国産化率が最も高いスパコンになり、チップ、OS、運行・計算環境などが国産化される。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月18日
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