金承志さん |
17日、「春節自力救済ガイド」と題する合唱曲が微信(Wechat)のモーメンツで次々に拡散された。同曲は、春節(旧正月、今年は1月28日)に帰省すると、両親や親戚から「彼女はできたのか?」、「いつ結婚するのか?」、「孫の顔はいつ見れるのか?」などと質問攻めされ頭を悩ます若者たちの心の声をストレートに表現しており、多くの若者が共感している。「自分は自分自身で守るしかない、これは必須の薬」とする多くのネットユーザーが、中国中央テレビ(CCTV) の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)でこの曲を聞きたいとの声を上げている。この「神曲」を作詞・作曲したのは、「張士超、お前いったい家の鍵をどこに置いた?」など、ユニークな歌詞の歌で話題となっている金承志さんで、それを歌うのは金さん率いる合唱サークル・上海彩虹室内合唱団だ。深セン晩報が報じた。
「一家の期待全てを僕に託し、望まれるのは卒業して1ヶ月以内に社長になり、すぐにお見合い、結婚して子供、願わくば男女の双子を産むこと……」。同曲の合唱は、表現スタイルに厳粛な雰囲気の合唱を選んだものの、その歌詞では多くの若者が春節に帰省して直面するシーンが生き生きと描かれ、多くの人の心の声が的確に表現されているのが、大人気となっている理由だ。
現実主義である同曲に、ネットユーザーからは、「歌詞がとても実用的。歌詞の半分はそのままスクリーンショットして、家族たちに送りたい」、「お願いだから春晩で歌ってよ!年夜飯を食べる時に歌ってくれたら、大晦日にどれほどの人を救えるか」、「こういう歌は春晩で歌うべきだ。そうすれば、春節の時はそれがずっと話題になり、その後も社会でいろんな反応が起きるだろう。こういう内容こそが生活に身近な内容のものであるはずなのに」などのコメントが寄せられている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年1月18日
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