マカオ大学が10日に発表した情報によると、同校が北京協和医学院等組織と共同で完成させた「漢方薬の遺伝子コードによる種の鑑定システム」が、2016年度国家科学技術進歩賞2等賞を受賞した。新華社が伝えた。
マカオ大学中華医薬研究院、中薬品質研究国家重点実験室の王一涛客員教授、陳士林兼任客員教授、李西文副研究員、博士課程在学中の江雲氏が、提携先と共に同プロジェクトを実施。マカオ大学は「今回の受賞はマカオ大学漢方薬研究チームの重要技術革新が国家から認められたということを意味する」とした。
同プロジェクトは漢方薬の「遺伝子身分証」を構築し、中国の千百年あまりもの歴史をもつ漢方薬の薬物としての真偽の鑑定の難題を解消した。漢方薬鑑定の品質評価に関する新たな重要技術を開発し、鑑定分野で世界トップ水準に達した。同成果はさらに世界最大の漢方薬遺伝子コード鑑定データバンクを構築し、約170万の遺伝子コードを収集。これは中国、米国、日本、EU、韓国、インドなどの国と地域の専門書に記載されているほぼすべての漢方薬のスムーズな鑑定を実現できる。漢方薬の混用、偽物などの業界内の問題解決に力強いツールをもたらし、漢方薬鑑定を新たな標準化遺伝子分析時代へと推し進めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月12日
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