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外国籍科学者5人が中国国際科学技術協力賞を受賞

人民網日本語版 2017年01月10日10:55

古代気候のシミュレーションと観測の新方法により、中国の科学者は地球の46億年にのぼる悠久な歴史への探索をスムーズに行えるようになった。そして軽量化技術により、中国の地下鉄車両を高速化した。これらの多大な貢献をした外国籍科学者5人と国際組織が、2016年度の中華人民共和国国際科学技術協力賞を受賞した。

国家科学技術奨励工作弁公室の責任者は「国際協力賞は、国際科学技術協力の加速を促す。受賞者は、ドイツ人、米国人、フランス人などだ」と述べた。

米国科学アカデミーの会員であるジョン・クズバック氏は、古代気候シミュレーションの第一人者で、中国との科学技術協力を30年弱続けている。クズバック氏は中国の伝統地質学、データシミュレーションを結びつける研究の新たな段階を切り開き、研究員3人を中国科学院院士に育て上げた。

中国のカルスト生態保護への注目を労を惜しまず熱心に世界に呼びかけたのは、米水文地質学者のクリストファー・グローブス氏。知識の伝授と人材育成を通じて、中国のカルスト学の発展に重要な力を注いだ。グローブス氏は南西部のカルスト地形の地下水資源の開発と、生態環境保護のリサーチを実施した。これをうけてユネスコは広西チワン族自治区桂林市に初の国際カルスト研究センターを設置した。

ドイツ工学アカデミー会員のウェルナー・フーフェンバッハ氏は、「欧州軽量化の父」と呼ばれている。その軽量化・複合材料研究開発技術は多くの有名企業の製品に新技術として利用されている。中国に先進技術を積極的に譲渡することで、フーフェンバッハ氏は中国と初の全炭素繊維複合材料列車を共同開発した。金属の車体の重量を50%ダウンさせ、中国製の列車はより軽量かつ安全になった。

残りの2人は、ドイツ科学アカデミー会員のカタリナ・ホーインハウス氏とフランス人科学者のジャン・アブライアル氏。

また、本部をメキシコに置く国際トウモロコシ・小麦改良センターも、中国のトウモロコシ・小麦の質および耐病性の向上、生産量拡大に重大な進展を獲得したことにより同賞を受賞した。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年1月10日

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