2017年全国大学院修士課程入学試験がスタートした。教育部(省)が発表した統計データによると、出願者は前年比24万人増の計201万人に達し、増加幅は13%を上回り、過去最高を記録した。 中国新聞網が伝えた。
教育部の統計データによると、今回の大学院修士課程入学試験の出願者は計201万人。大学院入学志願者はこの10年間ずっと120万人を上回っており、2016年には177万人に達し、今回初めて200万の大台を突破した。
北京、江蘇、上海の各地は名門校が数多く、経済発展レベルも高いことから、今回の受験でも出願者の人気が集中した。たとえば、北京を例にあげると、今回北京にある大学院の入試に出願した受験生は28万9千人(入試が免除される推薦対象者を除く)と、前年比18.9%増加した。北京大学や清華大学など10校では、大学院受験志願者が軒並み1万人を上回った。
今回、大学院入試出願者数はやや大きな増加幅を見せているが、これは社会人入試が今回初めて統一入試に組み入れられたことが大きく関係している。過去の大学院入試と比べ、2017年大学院入試における一大変化は、社会人入試が初めて統一入試に組み入れらたことだ。これは、全日制・非全日制の大学院入試が初めて統一的管理のもとに入り、実施されることを意味する。
就職難も、今回、大学院入学志願者が増えた大きな要因となった。中国教育在線が2017年全国大学院修士課程への入学志願者を対象に、「大学院入試を志願した動機」についてアンケート調査を実施したところ、回答者の35%は、「学部卒業生では就職難で厳しいため、就職活動における競争力を高めたいから」と答えた。一方、「今後も大学院で学問をさらに掘り下げ、学術研究力をいっそう高めたい」と答えた人も依然多く、全体の31%を占めたことは注目に値する。このほか、「修士の学歴と学位証明書を取得することが目的」とした人は19%だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月26日
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