建設中の「北京市行政副都心」である通州でこのほど、戦国時代から清代の墓が1000基以上、また漢代の城跡、漢・唐の窯跡、各種陶器などの文化財が見つかった。北京市文物局の職員は24日、これらの重要な歴史的価値を持つ墓・窯跡・地層断面による60ヶ所の遺跡全体を移し、保護していることを表明した。京華時報が伝えた。
今回の発掘では、戦国時代から清代の墓が1092基、漢代の城跡が1ヶ所、漢・唐の窯跡が69ヶ所、灰坑が8ヶ所、井戸が10基、道路が3本見つかった。各種陶磁器、釉薬をかけた陶器、銅器、鉄器、鉛器、皮革器などの文化財が1万点(組)以上見つかった。
北京市文物局の于平副局長によると、城内からは南から北に向かう明・清代の道路の遺跡、南から北に向かう遼・金代の道路の遺跡が見つかった。また、南城の城壁の外側11−13メートルの所に、堀の遺跡が見つかった。堀の方向は城壁の遺跡の方向とほぼ平行で、幅は約30−50メートル。
考古学の資料によると、北京市行政副都心の所在地には、2000年以上前の戦国時代から多くの人が暮らしていた。特に後漢の時代は、社会が繁栄し、人口が増え、居住に適した場所だったという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月29日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn