釣魚台迎賓館で国連のグデレス次期事務総長と会談する習近平国家主席。(撮影・饒愛民)
習近平国家主席は28日、国連のグデレス次期事務総長と釣魚台迎賓館で会談した。
習主席はグデレス氏の次期事務総長選出を祝福。グデレス氏の事務総長としての職責履行を揺るがず支持すると強調した。
また「国際情勢の発展と変化に伴い、各国は国連への期待を高め、国連が一層の役割を発揮することに賛成している。国連は『国連憲章』の趣旨と原則を旗幟鮮明に維持し、国際平和・安全を積極的に維持し、共同発展を恒久的に推進すべきだ。特に持続可能な発展の2030年アジェンダと気候変動『パリ協定』をしっかりと実行に移し、発展途上国の利益に配慮し、途上国のために声を挙げ、行動を起こすべきだ」と指摘。
習主席は「今年で中国の国連の合法的議席の回復から45年になる。45年間、上層部交流、戦略面の意志疎通の強化、実務協力の深化を通じて、中国側は国連と実り豊かな成果を得た。中国は国連事業に積極的な貢献をした。中国側は引き続き国連と各分野の協力を支持し、国連事業の揺るぎない支持者、多国間主義の揺るぎなき実践者であり、国連憲章と原則を核心とする国際秩序の揺るぎない維持者であり続ける。ハイレベル交流のリーダーシップを十分に発揮し、ハイレベル交流を通じて、中国と国連との協力を新たな段階へと押し上げ続け、2015年に発表した国連事業の各措置の成果を後押しする」と表明した。
グデレス氏は国連事務総長としての職責履行への中国側の支持に謝意を表明。「習主席は国連成立70周年サミットの際に中国として国連の取り組みを全力で支持するとともに、国連の平和・発展事業を支持する一連の重要な措置を打ち出した。これは人々を鼓舞するものだ。中国側はアジアインフラ投資銀行の設立を提唱し、国連の平和維持活動及び衝突の解決に積極的に関与し、他の発展途上国を力強く支援し、国際平和・発展に重要な貢献を果たしている。国連は中国と協力を一層緊密化し、世界の平和・安定・繁栄の維持と促進に尽力したい」と表明した。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn