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広州・深セン、男性家政士は約2割 月収約4500元

人民網日本語版 2016年11月29日10:52

オンライン・モバイル広告サイト「趕集網」がこのほど発表した調査データによると、中国「95後(1995年から1999年生まれ)」の新ブルーカラーは、「多様化」した能力発展に向かう傾向を呈している。職種による男女差は日ごとに縮小しており、女性はこれまで圧倒的に男性が優位に立っていたポストに就くようになる一方で、女性の仕事と見られていた職種に男性も参加するようになった。広州と深センでは、家政士の2割近くを男性が占めており、月収は約4500元(1元は約16.2円)に上る。中国新聞網が伝えた。

「趕集網」の統計データによると、レセプショニスト、家政士、観光ガイドなどの職種にも男性従事者がおり、家政士を選ぶ男性の割合は17.2%に達し、伝統的な就職観念とは全く対照的な実態が浮き彫りとなった。特に、広州と深センの家政婦士の募集状況を見ると、男性家政士の割合は全国平均をやや上回り18%に達した。職務の内容から見ると、男性家政士は主に介護職を担当しており、その多くは高齢者の介護を担っている。

「趕集網」人材募集広告担当の王磊氏は、「男性家政士は増加傾向にあり、大いに歓迎されている。男性の体力は女性より優れているため、体力を必要とする家事労働や、身体の不自由な高齢者に長時間付き添う仕事などいくつかの点で、男性はかなりの優位性を備えている」と指摘した。

業界関係者は、次のような見方を示した。

「大きな局面から見て、北京・上海・広州・深センなど大都市における高齢化問題がますます顕著化し、高齢者の在宅介護が増加傾向にある環境のもと、家政士、特に重労働をこなせる男性家政士に対する需要は増え続けている。今年に入り、家政サービス会社が趕集網などのプラットフォームにおける男性家政士や介護士の求人数および求職者はいずれも増えている。給与面から見ると、広州や深センの家政師の平均月収は4400元。3年以上の経験を有する市街地の男性家政士の場合は、平均月収は5千元に達している」。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年11月29日

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