2016年11月29日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

視覚障碍者を助けたいという強い思い 帰国組の女博士、盲導犬訓練士の道に

人民網日本語版 2016年11月29日14:01

10月25日、視覚障害者の張建華さん、盲導犬Kentaと一緒に訓練を行う王さん。紫外線に過敏な王さんは、完全なUV対策をしていた。(撮影:尹平平)

心理カウンセリング料金が1時間600元(1元は約16.2円)、高ければ1千元に上る今日この頃、日本に10年間も留学して心理学の博士号を取得して帰国した人にとって、仕事と「報酬」の見通しは極めて明るい。だが、王■(■は上に金、下に金2つ)は、そのような約束されたコースを進むことをあえて放棄した。自分の専門を生かした仕事に就かず、フルタイムの盲導犬訓練士になることにしたのだ。新華毎日電訊が報じた。

王さんは、中国盲導犬大連訓練基地(以下、「基地」と略)に所属する盲導犬訓練士。1頭でも多くの盲導犬を育て、視覚障害者の眼の代わりや自律歩行の手助けとなるよう、彼女は自分が学んできた専門の学問、学歴、外資企業での高級待遇を全て捨てた。

大連出身の王さんは、中学・高校時代に日本に留学し、心理学の博士号まで取得した。日本での留学中は、たとえ勉強の合間にアルバイトをする程度でも、月収は1万元ほどあった。しかし、故郷に戻り、盲導犬訓練士になった彼女の月収は約2千元。ピザを食べたいと思っても、お金のやりくりをよくよく考えなければならなかった。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント