2015年に石家庄学院を卒業した河北省邯鄲市在住のコウ坤さん(23歳、コウは告におおざと)は、学生の頃から夢みていた起業を目指し、現在その第一歩となる、肉まん屋を開いた。
肉まん屋の開店を決意をした後、彼はただ盲目的に起業を目指すのではなく、北京や開封、紹興など全国各地に足を運び、様々な肉まんを食べ比べた。肉まん作りの技術を学び、鄭州の人々の味覚に合った商品を作るため、彼は最終的に天津に留まることにしたという。
技術を学ぶまでの道のりは決して容易ではなかった。2015年8月の最初の天津行きは何ら成果を挙げることもできず、帰ったが、その後も家族の支持は得られぬまま、コウさんは再び弟子入りのため天津へ行った。起業資金の節約と、師匠に会う時間を少しでも多くするため、彼は師匠の家の近くの川辺のベンチで2晩夜を過ごし、3日間饅頭のみを食べ、その苦労の甲斐あって、最終的に弟子になることができたのだという。
2016年6月12日、コウさんは、1店舗目の肉まん屋を開店。20日後には、2店舗目を開店し、今では、1日で1500個売れるほどの人気店に成長し、常連客もついた。開店当時に借りた2万元(約30万円)の借金はすでに完済している。コウさんは「何かを成し遂げることは容易ではないが、努力を惜しまず、継続すれば必ず成功する」と語った。彼は今、同じように起業を夢見る若者と一緒に奮闘している。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年8月30日
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