環遊日本―訪日中国人観光写真・動画コンテスト投稿 撮影:張旭>>>
遼寧省観光局がこのほど大連市観光局と共同で開催した「中日観光大連ハイエンドフォーラム」で、中国観光研究院国際所の副研究員・楊勁松氏は「中日韓などの北東アジアの観光交流は、互いに支え合い、観光客を送り合っている。近さというメリットを互いに生かし、日常的に行くことのできる旅行先とするべく努力すべきだ」との見方を示した。中国網が報じた。
現在、訪日中国人観光客が急増しているのに対し、訪中日本人観光客は減少している。このような不均衡な現状について楊氏は「よくあること」と理解を示しながら、「長期的な戦略という視点から、北東アジアの観光における連携を深め、地域間の密接な意思疎通を図り、連携するための原動力を効果的に高めることで、不均衡な発展や間違った情報といった障害を取り除くことが、北東アジアの観光発展においてカギとなる」とした。
観光業において日本は比較的発展し成熟しているのに対し、中国は世界でも観光客送客数が最も多い国となっている。双方が同分野での連携を強化することの意義は言うまでもない。実際、現在中国における「周末プチ海外旅行」を、気軽な旅行先の雛形と見なすことができる。既に多くの中国人が週末の短い時間を利用して日本や韓国を旅行しているが、ほとんどの旅行先が気軽な旅行をしたい人にとって魅力に欠けているというのが現状だ。楊氏は、「中日韓などの北東アジア諸国は、互いに気軽な旅行先となるよう努力すべきだ。観光地は細やかで行き届いたサービスを提供し、大幅なコストダウンが必要となるだろう。また、豊富でユニークな観光商品、観光ルートが、観光客を呼び込むためには必須」との見方を示した。
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