中日は互いに重要な旅行先であり、観光客送客国だ。しかし、観光市場というレベルでの交流に限られており、観光産業のレベルからは更なる交流と連携の可能性を探る必要がある。「日本は観光業において比較的成熟した国であり、その方面における多くの経験は中国が参考とする価値のあるものだ。また、訪日中国人観光客がますます増える中で、中国人観光客を更に満足させるサービスをいかに提供するかが、日本の観光業の発展にとって切実な課題となっている。気軽な旅行先としての地位を構築していくには、産業や投資の面でより一層密接な連携も必要だ」と楊氏は語っている。
さらに楊氏は「中日韓が、互いにとって気軽な旅行先になるためには、国家間の障害も取り除かなければならない。査証(ビザ)や乗入れ権、市場の交換など、さまざまな分野において、実質的な最適化を進めなければならない。観光は独立した一つの業界ではなく、さまざまな面で国民の生活の質にも関係する。観光業の発展は、国民経済の発展を促進する強大な原動力で、各国の国民が友好的な往来をし、交流を拡大する点でも大きな役割を果たす。北東アジアはアジアにおける重要な地域であるため、同地域の連携において、観光は重要な位置をしめている。グローバル化や地域の連携が凄まじい勢いで進んでいる今、北東アジアは、観光における連携においてこれまでにないチャンスを見出すことができる。北東アジアは、世界の他の地域と観光客の争奪戦を繰り広げる中で、資源をさらに統合することができれば、さらに大きな競争力を持つことができるだろう」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月30日
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