▽1千万元クラス高級住宅の割合が大幅増加
同研究部がまとめた統計データによると、6月20日現在、北京市で取引された分譲住宅のうち、価格が1千万元を超える高級住宅の占める割合は11.1%に達した。15年は5.8%だった。
北京の16年の取引番付に入ったプロジェクトをみると、上位15位のうち平均取引価格が1平方メートルあたり3万元を下回ったのは1件だけで、4万元以上が13件、6万元以上の高級物件プロジェクトが6件だった。
また市場での平均取引価格も目立って上昇しており、今年は3万4519元となっている。北京で新築住宅の平均取引価格が3万元を超えたのは今年が初めてだ。高級物件プロジェクトの取引が加速する背景には、市場における住み替え需要の旺盛さがある。
郭市場総監は、「今年に入ってから、北京では分譲住宅プロジェクトの売り出しが少ないため、上に述べたような分譲住宅プロジェクトが市場投入されると住み替え需要がある多くの人々を引きつける。ほとんどのプロジェクトは発売日に完売する」と述べた。
住み替え需要の旺盛さを受けて、開発が低密度の別荘がますます市場に歓迎されるようになってきた。大規模別荘地にある物件のほとんどが市場にあまり出回らない、値上げの可能性が大きいプロジェクトのものだ。
同研究部の統計データをみると、今年1~5月の北京の別荘タイプ物件の契約戸数は2344戸に達して前年同期比187%増加し、契約額は合計254億元に達してこちらは同206%も増加した。また単月の取引戸数が700戸を超えるという新記録も達成した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月21日
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