首都博物館(北京)の「秘蔵の宝物」のオンライン展示がこのほど始まった。今後、続々と文化財が展示され、世界のどこにいてもマウスでクリックするだけで中国の文化財を鑑賞することができる。人民日報海外版が伝えた。
まず1万22点(セット)の文化財の優品が第一陣としてオンラインで展示。同博物館に保存されていたそれらの文化財の大部分が初公開だ。
北京市文物局によると、中国で移動可能な文化財の全面的な調査が初めて実施され、その成果が今回オンラインで展示された形。同館は調査の過程で、古い貨幣75万枚などをデジタルアーカイブし、今後順次オンラインで展示する。
同調査の成果を展示するこのプラットホームでは、殷(約紀元前17世紀頃-約紀元前1046年)の時代から中華民国時代(1912-1949年)に至るまでの金器、玉器、磁器、銅器、銀器、文具、印章、貨幣、仏像、玉雑、絵画、契約書など12ジャンル計1万22点(セット)の文化財が展示されている。
同プラットホームでは、文化財の鑑賞ができるほか、その大きさや年代、材質、品質、出所、保存状態なども一目瞭然だ。どの文化財の画像もダウンロードすることができ、パソコンの壁紙にすることもできる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月15日