3.アジア文明対話大会開催の提唱
李総理:開放と包容はアジア文化の根底である。中国側はアジア文明対話大会の開催を呼びかけ、各国と地域組織の積極的参加を歓迎する。地域発展の困難なときこそ、各国は友好の伝統から教訓を汲み取り、共同で知恵を一つに集め、アジアの共通認識を継承・発展していかなければならない。
――解説
何氏:アジア地域は悠久の歴史を有し、異なる民族と異なる文化がこの地で長きにわたり共存し、同時に世界各国の文明もアジアで広く広まってきた。文化の衝突を如何にして文明の融合に変えるか、如何に互いに尊重し合い、学び合って紛争を平和に解決するかは、対話、平等な交流を通じ、人々の心を通わせなければならず、それは長期的に経済発展を保障する前提でもある。
文明交流を効果的に進めていかなければ、領土紛争のように局部的な衝突を招きかねず、ひいては戦争を起こしかねない。アジア社会の制度は非常に多元的で、文明対話を展開することは非常に必要なことである。この点を解決できなければ世界の安定に影響を与え、世界経済の発展を後退させてしまうことになる。